私たちが店に立っていると、いろいろなお客様との出会いがある。「いらっしゃいませ」「○○円です」「ありがとうございました」という三つの言葉だけで済むとしたら、店には、販売員でなく自動販売機を置けばいいことになる。だからこそ、お客様にとって、また販売員にとっても出会いにおけるコミュニケーションが重要になる。お客様はその会話の中から、いろいろな情報や安心感を得ているのだ。時間が許す限り、できるだけコミュニケーションを持つようにしよう。話す内容は特別なことでなくてよい。天候の話、映画の話、ファッションの話など、身のまわりのことからはじめると話しやすい。Yes・Noだけで済む聞き方をなるべくせず、いろいろな話をし、その中からお客様の背景を知るようにする。たとえば、今働いていて外まわりの仕事が多く、趣味はテニスで来週からハワイに旅行に行くなど、これだけの内容を聞くことができれば、コーディネートの中に旅行に便利な組み合わせをプラスしたり、スーツをおすすめする時に歩きやすいタイプにしたりすることができる。お客様にとってまた販売員にとっても出会いにおけるコミュニケーションは必需品である。