医療費の支払方法には、二つの方法があるので紹介します。現行の診療報酬は、医療機関が行った検査やクスリなどの医療行為に対して医療費が支払われる「出来高払い方式」になっています。この方式は医療行為に比例して病院の収入が増えるので、濃厚診療の元凶と批判されてきました。このことより医療にコスト意識を持たせる目的から、これからの医療は「定額払い方式」に変わろうとしています。もちろん両者ともに欠点と長所があります。
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「出来高払い方式」は、患者の病気だけを考え最良の医療を行うことができますが、医師の力量とは関係なく、医療行為の数だけが評価されるため、未熟な医師ほど、手術の下手な医師ほど病院の収益が増えるという矛盾が生じてきます。「定額払い方式」は、風邪であればいくら、肺炎はいくら、盲腸はいくら、というように病気ごとに支払われる金額が決まっており、一定の金額の中に検査や治療などのすべての医療費が含まれる方式のことです。つまり過剰な検査や治療は病院の持ち出しになるので、おのずと医療費の抑制ができることになります。欠点としては、「濃厚診療」とは反対に「手抜き医療」の可能性が生じることです。肺炎の患者に効果のある抗生剤を投与せずに、効果の低い安い抗生剤を投与する可能性がでてくることです。