何であれメリット、デメリットの両面がある。デメリットを補ってあまりあるものが、受け入れられるものの第一条件となる。駐車場の無人管理システムについて、この両面をとらえておきたい。それを通してみたうえで、遊休地の地主がタイムズ・パーキングの実態にはじめて触れることができる。メリットについては、いうまでもないことだが、ただ遊ばせておくだけで何も生みださない土地なら、公共性に照らしても、駐車場経営が地域社会に貢献する点では、第一にあげられる要素だ。さらに、容積緩和や保有税免除、収益に対するある程度の税制優遇が図られるなら、地主にとっても駐車場経営のうま味はでてくる。しかも運営そのものは、駐車場経営のプロが担当するわけだし、自分自身が直接タッチするわずらわしさは避けられる。とはいえ、無人であるがゆえに、防犯上の問題がないわけではない。また、土地が流動的になった時は、駐車契約の減退傾向を示すだろうから、この点は、パーク24にとって常に頭の片隅に入れておかなければならない項目であろう。ただ、これは経営上の問題であり、何といっても一番注意しなければならないのは、やはり防犯ということになる。地下駐車場などは「まったくお寒い状態」というから、開放的である路面駐車場より、犯罪の土壌となり得る要素は強い。ナソバhプレートを確認する機械の設置が増えてきているので、車に対するチェックはより厳密になっているが、それ以外の、たとえば徒歩による侵入者に対しては、無防備というしかないだろう。防犯に対する考え方を、専門家は次のように話している。「照明を明るくする、定期的なパトロールを強化するなど、安全性には十分注意をしております。しかしながら、犯罪が起きない努力をしていますが、多くの駐車場では現実、せいぜいそれくらいまでです。幸いなことに、これまで当社の駐車場における車上盗難はほとんどありません」
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