紳士服の衿のボタン穴にさす花

2011.05.11

花婿の礼装で、もっとも略式なものは、モーニングの代用に、ディレクタースーツです。礼服のうちで、もっとも略式なのがブラックスーツ、つまり黒の背広です。上着、ズボンの裾の折り返しともに黒で、生地はドスキンその他自由です。これを着るときは、昼ならモーニングと同じですから、ダブルカフスのワイシャツを着ます。ちなみに、紳士服の衿のボタン穴にさす花をブートニアといいます。最近、新郎の胸に大輪のカトレアなどが飾られていることがよくあります。しかし、はなやかなラン系統の花は絶対に男性がつけてはいけません。ましてリボンをあしらったりするのはタブーです。女性のつける胸飾りの花の影がうすくなるような派手なブートニアをつけることは、つねに女性の引立て役でなければならない騎士道にはずれます。ブートニアにふさわしい花としては、カーネーション、バラのつぼみ、スズラン、ヒヤシンスなどがあります。新婦の花束と対にして、その花束の中のカーネーションを一輪とか、バラのつぼみとかを使うのもしゃれています。