住戸は広くても80平方メートル程度までとする。それ以上の広さになると住戸内に柱を追加しなければならず、建築コストが上がるからだ。そのような細かい工夫をいくつも積み重ね、80方メートル程度の3LDKをなるべく安く分譲する。この姿勢は批判されるべきものではない。三井、三菱のマンションは手が出ないが、長谷工のマンションであれば無理なく購入できるという人たちがいる。そういう人たちに十分な広さ、十分な住み心地のマンションを提供してきた。そのうえ、かつての構造計算偽装のような問題は起こしていない。阪神・淡路大震災のときも、同社が施工したマンションで倒壊や重大な損傷を受けた事例はひとつもない。長谷工コーポレーションは、なるべく安く売るという手法に加え、マンションに往み始めてからのコストを抑える工夫も完成させている。