シンガポールの焼却場とリサイクル対策

2011.10.24

シンガポールのごみ焼却場で発電した電力は、その約三五%を焼却場で自家用電力として使い、残る六五%を電力公社に売って、収入をごみ処理の経費に当てている。シンガポールでは、焼却できない不燃ごみと粗大ごみ、焼却場の焼却灰などは最終処分場に埋め立てている。シンガポール国内には三か所に最終処分場があり、昔から島の北西部にあったリムチューカン最終処分場は数年前に満杯になり、現在は北東部にあるロロンハルス最終処分場を使用しているが、この最終処分場も間もなく満杯になると予想されている。次の最終処分場は、シンガポール島の南約二三?にあるプラウセマコ島に面した海上に建設されている。この処分場は、島と島との間を長さ七?の堤防で囲った三五〇ヘクタールの海域で、六三〇万?の埋立容量があり、今後四〇年以上にわたって不燃ごみと焼却灰を埋め立てることができる。なお、シンガポール環境省は、一九九〇年代に入ってからごみの排出量を抑制するために資源ごみのリサイクルに熱心に取り組んできた。新聞紙、雑誌、段ボール箱、空き缶やペットボトルのリサイクルを強力に推進しており、夜間あるいは早朝にこれらの資源ごみを大量に排出するホテルや商店街で、大規模な収集を行っている。なお、市内のガソリンスタンドや駐車場には、紙類を入れる黄色、空き缶類を入れる緑色、プラスチック類を入れる灰色のリサイクルボックスが設置してある。