集められたプラスチックごみは、機械で袋を破り、中身を取り出す。ペールトコンベアーに流し、人海戦術で選り分ける。桜商会で圧縮してサイコロ状のペールにした容器包装プラスチックは、千葉県君津市の新日鍼へ持ち込まれ、高炉の還元剤として使われる。残りの製品プラスチックは、川崎市の昭和電工の工場で、ガス化し、アンモニアの原料になる。足立区の要興業は、容器包装プラスチックを仙台市にある新港リサイクルの工場へ。ここでは、細かく砕いてペレットなどにし、パレットなどを作る。残りの製品プラスチックは、川崎市の昭和電工へ。たった19万人の町から、4つのルートで運ばれているのだ。その量は、年間約4000トンを見込む。容器包装プラスチックは、工場での保管までは区が責任を持つが、そこから先のリサイクルの費用は事業者が負担し、区の負担はない。ところが、製品プラスチックは、区が独自に昭和電工と契約し、トン当たり5万円払って処理してもらっている。区のプラスチックのリサイクルにかかる予算は、2009年度で約8億2000万円。内訳はごみの集積所からの収集に4億円。選別・保管の費用が、約3億4500万円、昭和電工のリサイクル費用が5300万円などだ。収集するプラスチックごみのうち2割が容器包装以外の製品プラスチックだが、1トン当たりのコストは20万5000円になる。